令和6年度の制度改定により、重度障害者支援加算および強度行動障害児支援加算の要件が緩和され、これまで算定できなかった事業所でも算定が可能になりました。その結果、年間で数千万円もの加算を受けている事業所もございます。
しかし、要件を満たしていても、どのように手続きを進めればよいのか分からず、まだ算定をしていない事業所も少なくありません。
そこで今回、制度改定に伴う加算の内容や手続きについて分かりやすくご紹介いたします。算定要件を満たしているのに活用できていない事業所様にぜひご覧いただき、支援体制の強化にお役立てください。
・重度障害者支援加算・強度行動障害児支援加算とは ・算定要件(人員配置) ・支援計画シート ・支援手順書・支援記録 ・支援報告のまとめ・作成者チェック ・検索 ・PDCAサイクルの重要性 ・事業所に適しているか 使ってみることが重要
重度障害者支援加算・強度行動障害児支援加算とは
強度行動障害児支援加算とは、強度行動障害のある児童に対し、強度行動障害支援者養成研修修了者がサービス提供したときに算定できる加算
算定要件(人員配置)
重度障害者支援加算は令和6年度の報酬改定によって算定要件が一部改正されました。 生活介護・施設入所支援・共同生活援助(障害者グループホーム) 生活支援員のうち20%以上の基礎研修修了者を配置し、区分6かつ行動関連項目10点以上の者に対して実践研修修了者作成の支援計画シート等に基づき個別支援を行った場合 放課後等デイサービス・児童発達支援 強度行動障害支援者養成研修(実践研修)を修了した職員を配置し、強度行動障害を有する児(児基準20点以上)に対して、支援計画を作成し当該計画に基づき支援を行った場合
支援計画シート
重度障害者支援加算等を算定するには「支援計画シート」の作成が必須となります。 「支援計画シート」とあわせて「支援手順書兼記録用紙」の作成も必須となります。 ミスヘルパーでは日単位、月間単位での記録のまとめが作成できます。 次回の支援計画を立てるためには、現行の支援計画を評価し、データを分析することが必要です。 PDCAサイクルを回して支援計画の最善を目指していきます。 今回、重度障害者支援加算・強度行動障害児支援加算の要件と強度行動障害の支援の流れについてご紹介させていただきましたが、まだまだ説明しきれないポイントもございます。ぜひ今の環境に問題を抱えている事業所様はお気軽にご相談ください。
「個別支援計画」と「支援計画シート等」は内容が異なるため、別立てで作成いたします。
※「支援計画シート等」とは「重度訪問介護の対象拡大に伴う支給決定事務等に係る留意事項について」の1の(4)に規定する「支援計画シート」及び「支援手順書兼記録用紙」を指します。
出典:厚生労働省ホームページ 資料はこちら
支援手順書・支援記録
障害特性に配慮した留意点を整理し、日々の日課と各活動の詳細を決め、時間単位で各活動をどのような流れで行っていくかを詳細に記した「支援手順書」が必要になります。
強度行動障害支援者養成研修の基礎研修では、以下2点ををゴールとしています。
①「支援手順書」に記されている内容とその根拠を理解し、手順通りにルールを守ること。
② 支援内容の概要や必要な利用者の行動を随時記録し、それを報告することができること。
支援報告のまとめ・作成者チェック
記録がとられていない日は警告(赤文字)でお知らせするので、記録をとらずに加算を算定してしまうなどのミスを防ぐことができます。
利用者軸で月間の支援記録作成者や記録回数を確認できます。
検索
ミスヘルパーでは、該当の期間でどのようなことがあり、見直すべきポイントがあるか、手書きやExcelでは難しい記録の検索をスピーディーに行うことができます。
PDCAサイクルの重要性
・PLAN→アセスメント情報に基づき、一人ひとりの違いを見定め、根拠(エビデンス)に基づいた客観性ある支援の計画を作成する
・DO→計画したことを実施する(適切なアセスメントを踏まえて実施)→計画を意識して支援する→支援記録を残す(再評価=再アセスメントをするために)
・CHECK→支援計画実施後の結果を評価する→記録に基づいて、客観的に評価する
・ACTION→評価に基づいて分析する→次の支援計画を立案する
事業所に適しているか 使ってみることが重要
『ミスヘルパー』は本契約前に本番と同じ環境を構築し、専任のサポート担当より説明させていただきます。そのため、目的が達成できるのか、イメージと合っているのかを確認することが可能です。
基本的には2カ月間の無料お試し期間を設けておりますが、ご不安がある場合にはお試し期間の延長も検討させていただきます。
お客様が納得した上で本契約となりますので、安心してご利用いただけます。
ご興味のある方はお気軽にご相談を
支援加算を活用して支援の質を向上させるチャンスです!
「現状を改善したい」「最善の支援体制を整えたい」というご相談はもちろん、「どこから始めればいいのか分からない」という段階のご相談も大歓迎です。
お気軽にご相談ください。ご連絡を心からお待ちしております。